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Pythonのインストール方法について

Windows版Pythonのインストール方法について記述します。

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パッケージのダウンロード

まずPythonの公式サイトへ移動したいところですが、このページはわかりにくいと言われています。よって、非公式ですが
こちらのページから、Windows用インストーラーをダウンロードします。 リンクをクリックします。
クリックしましたら、自分の環境に見合った最新のPythonを選択してダウンロードします。

パッケージのインストール

ダウンロードしたパッケージを実行します。やるべきこととしては、

  1. "Add Python 3.x to PATH"をチェックします。
  2. Install now をクリックしてインストールの開始をします。
"Add Python 3.x to PATH"はチェックするのを忘れないようにお願いします。インストールに失敗したら、
慌てずにもう一度インストールし直しましょう。何度でも繰り返ししてもOKです。

Pythonの実行

インストールしたPythonを実行してみます。スタートボタンをクリックし、Windowsシステムツールのコマンドプロンプトを選択します。
> Python と打ち込んでみて、Pythonのインタープリタが起動したら成功です。
もしもPythonが起動せず、Microsoft Storeの画面が出てきた場合、Pythonがインストールされていないかもしくは、
パッケージのインストールにて、"Add Python 3.x to PATH"をチェックしていなかった、のどちらかになります。
その場合には、もう一度パッケージのインストールにて、インストールをし直してみて下さい。

Powershellの環境設定

PowerShellにてスクリプトの実行の許可をしておきます。
スタートメニューで Windows PowerShell | Windows PowerShell を起動して、次のコマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force
このコマンドは、一番最初に1回だけ実行してください。2回目以降は不要です.

Pythonプログラム実行形式ファイル(EXEファイル)作成方法

※ここは興味がある方対象の項目です。興味がなければ戻っても構いません。
Pythonのソースコードは、通常拡張子(.py)がつきますが、EXEファイルという実行形式ファイルの作成も可能です。
 実行形式ファイルとは、ダブルクリックすることで、そのファイル単体でプログラムが実行できるようになります。
拡張子は、「.exe」 です。
 また、作成したファイルは、OS依存です。WindowsでつくったファイルはWindowsで、MacOSでつくったファイルは
MacOSで動きます。WindowsでつくったファイルはMacOSでは動きませんし、その逆もしかりです。
Pythonのプログラムを実行形式ファイルに変換するには、pyinstaller というライブラリが必要になります。これは、
pipというコマンドを使って、導入できます。まず、コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してみましょう。

	pip install pyinstaller
	
これで、pyinstaller を PCにインストールできます。

次の作業なのですが、適当にフォルダを作成します。ここでは作成先をダウンロードフォルダとして、話を進めていきます。
デスクトップでも構いません。フォルダのタイトルは、まずは'練習'として下さい。
 このフォルダの中に、Pythonソースコードが書かれたファイル(拡張子pyファイル)を入れていきます。これをpyinstaller
で実行形式ファイルに変換します。変換が終了すると、dist のいうフォルダが作成されるので、この中に実行形式ファイル
(EXEファイル) が格納されています。これをダブルクリックすると、Pythonの入っていないPCでも、実行が可能となります。

メモ帳を新規で開いて、以下のコードをコピーして下さい。(いつも使用しているものでも構いません)
	from tkinter import messagebox

	messagebox.showinfo("Python実行形式プログラム","実行ファイルの動作を確認終了しました。")
	
できあがりましたら、上書き保存で、"Practice.py" という名前で、ファイルを保存します。保存先は
先ほど作成した「練習」フォルダに保存します。それから、UTF-8で保存をお願いします。そのあと、コマンドプロンプトで、
練習フォルダへ移動し、pyinstallerを実行します。そうすると、メッセージが出て、OKが出たら、ソースファイルと同じところに、
dist フォルダが作成されているはずですので、それをダブルクリックします。中に、実行形式ファイルがあればOK、つまり成功となります。
これを毎回ソースコードファイルができるたびに行います。このように、実行形式ファイルは第三者に配布する際に使用されます
ので、インストーラの使い方はおさえておくとよいでしょう。ちょっとやってみましょう。例を示します。
コマンドプロンプトを立ち上げて、cd コマンドで、ダウンロードフォルダ(Downloads)まで移動します。そのあと、
練習フォルダに移動するのですが、ここで、cd 練習 と押してエンターキーを押します。

練習フォルダに移動したら、次のように打ち込んで下さい。
	pyinstaller Practice.py --onefile
	
こうすると、メッセージがしばらく出てきたあと、実行形式ファイルが作成されます。中身を確かめるには、エクスプローラーで
ダウンロードフォルダを開いて、練習フォルダを開きます。その中に、distフォルダがあると思うので、その中身を確認いたします。
そうすると、実行形式ファイルが入っているはずですので、それをダブルクリックしてもらえれば、実行ができます。