文字列型のメソッド一覧

文字列または文字列変数用のメソッド一覧になります.

str.capitalize():最初の文字を大文字に,残りを小文字にした文字列のコピーを返す。

 例:

		>>> "kenTAroU".capitalize()
		'Kentarou'
		>>> "PYTHONMANIA".capitalize()
		'Pythonmania'
	

str.center(width[, fillchar]):中央揃えにする

文字列の左右を fillchar で埋めて,中央寄せした長さが width の文字列を返す.width が与えられた
文字列の長さ以下の場合は、与えられた文字列そのものを返す。fillchar は省略可能。省略した場合,空白で
埋め尽くす。以下、例。

		>>> "kentaro".center(13, "*")
		'***kentaro***''
		>>> "Python".center(12,"*")
		'***Python***''
		>>> "Python".center(12,"@")
		'@@@Python@@@''
	

なお、fillchar を2文字以上にするとエラーになります。

str.count(sub[, start[, end]]):含まれる回数を返す

文字列のスライス [start:end] に文字列 sub が含まれる回数を返す。start, end ともに省略可能。以下例。

		>>> "abcdabcdabcd".count("abc")
		3
		
		>>> "I am a Python mania".count("a")
		4
	

str.endswith(suffix[, start[, end]])

ある文字列におけるスライス[start:end]が、suffixで終わる場合、Trueを、そうでなければFalseを返します。
start, end は省略可能。

		>>> "Kentaro".endswith("u")  ← 結果は,False
		>>> "Python".endswith("on")  ← 結果は,True
	

str.expandtabs(tabsize=8):タブを半角スペースに置き換える。

文字列内の全てのタブを、表示が同じくなるよう、半角スペースで置き換える。

		>>> "\t12\t1234".expandtabs()
		'        12      1234'
		>>> "\t12\1234".expandtabs(4)
		'    12  1234'
	

str.find(sub[, start[, end]]):文字列の検索

文字列のスライス [start:end] に文字列 subが含まれている場合、その最初の位置を返します。
subが見つからなかった場合は,-1を返します。(*index()の場合はエラーが返る。index()の項参照↙)

str.format(*args, **kwargs):文字列の書式化操作

文字列を,C/C++ の printf に似た方法で書式化します。書式のオプションがかなり多くありますので、
動画の説明もいつもより長くなっています。以下に例を示します。

	>>> "a = {0:5d}, b = {1:.2f}".format(123, 3.141592654)
	'a =   123, b = 3.14'
	

str.index(sub[, start[, end]]):文字列の検索

find()と同様の動作をするが,文字列が見つからなかったときに、 ValueError: Substring not found を返します。
なお、リストやタプルからの検索も可能です。※この関数は、非常に重要な関数です。機能は押さえておいてくださいまし。

str.isalnum():英数字か?

文字列中の全ての文字が英数字で,かつ,1文字以上あるならば Trueを,そうでなければ Falseを返します。
文字 cは、c.isalpha(),c.isdecimal(),c.isdigit(),または,c.isnumeric() のいずれかが Trueを
返せば,英数字である。

str.isalpha():アルファベットか?

文字列中の全ての文字が英字で,かつ,1文字以上あるなら Trueを,そうでなければ Falseを返します。

str.isascii():アスキー文字か?

文字列のすべての文字が ASCII(アスキー)文字 かどうかを判定するメソッドです。
文字列中のすべての文字がASCII文字の場合、または空文字の場合に、Trueを返します。

	>>> print("Hello,Kentaro!".isascii())
	True

	>>> print("4351".isascii())
	True

	>>> print("私は蜘蛛が苦手です".isascii())
	False
	
また、ASCIIコードには、カンマ(,)や、ハイフン(-)、ドット(.)も含まれるので、これらの文字
が含まれていても、Trueが返ります。
	>>> print("036-8162".isascii())
	True

	>>> print("123,456,789".isascii())
	True

	>>> print("space.colony@cosmo.net".isascii())
	True 
	

str.isdecimal():十進の数か?

文字列中の全ての文字が数字で,かつ,1文字以上あるなら Trueを,そうでなければ Falseを返します。 decimalとは十進の数という意味です。

str.isdigit():数字か?

文字列中の全ての文字が数字で,かつ,一文字以上あるなら Trueを,そうでなければ Falseを返します。

str.isidentifier():識別子として有効か?

文字列が識別子やキーワードとして有効かどうかを返します。

str.islower():小文字か?

文字列中のすべての文字が小文字で,かつ,1文字以上あるなら Trueを,そうでなければ Falseを返します。

str.isnumeric():数を表す文字かどうか?

文字列中の全ての文字が数を表す文字で,かつ,1文字以上あるなら Trueを,そうでなければ Falseを返します。

str.isprintable():印字可能か?

文字列中のすべての文字が印字可能であるか,または,文字列が空であれば Trueを,そうでなければ Falseを返します。

str.isspace():空白文字か?

文字列が空白文字のみで構成されて,かつ,1文字以上 ある場合には Trueを,そうでなければ Falseを返す。

動画を再生するには、videoタグをサポートしているブラウザが必要です。

str.istitle():タイトルケースか?

文字列がタイトルケース文字列であり,かつ,1文字以上ある場合には Trueを,そうでなければ Falseを返す。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.isupper():大文字か?

文字列中のすべての文字が大文字で,かつ,1文字以上あるならば、Trueを,そうでなければ Falseを返します。

str.join(iterable):文字列の結合

イテラブル iterable中の文字列を strで結合した文字列を返します。イテラブルとは,構成要素を
一度に一つずつ返すことができるオブジェクトです。下の例では,リストを使用しています。

str.ljust(width[, fillchar]):左寄せにする

文字列の右を fillchar で埋めて,左揃えさせた長さ width の文字列を返します。 fillchar は省略可能です。
width が与えられた文字列の長さ以下の場合には,与えられた文字列そのものを返します。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.lower()

すべての文字を小文字に変換する

動画を再生するには、videoタグをサポートしているブラウザが必要になります。

str.lstrip([chars])

文字列の先頭の文字を除去したコピーを返す。
引数 chars は除去される文字の集合を指定する文字列であり,省略されるか None の場合,空白文字が除去されます。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.partition(separator):文字列を separator の最初の出現位置で区切り,3要素のタプルを返す

タプルの内容は,区切り前の部分,区切り文字列そのもの,及び,区切りの後ろの部分である。もし区切れなければ,
タプルには元の文字列そのものとその後ろに2つの空白文字列が入る。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.replace(old, new[, count]):文字列に現れる部分文字列 old すべてを new に置換して返す

引数 count が与えられている場合,先頭から count 個の old だけを置換します。countは省略可能です.

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.rfind(sub[, start[, end]]):文字列の後方からの探索

str.rindex(sub[, start[, end]]):文字列の後方からの探索

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.rjust(width[, fillchar]):右寄せにする

文字列の左を fillchar で埋めて,右揃えさせた長さ width の文字列を返す。fillchar は省略可能。
width が与えられた文字列の長さ以下の場合には,与えられた文字列そのものを返します。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.rpartition(separator):文字列を後ろから見た最初の separator の出現位置で区切り,3分割する

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.rsplit(separator=None, maxsplit=-1)

separator を区切り文字とした文字列中の単語のリスト返します。maxsplit が与えられた場合,文字列の右端から最大 maxsplit 回分割を行います。
separatorが指定されていない、または,None のとき、全ての空白文字が区切り文字となる。引数 separator は複数の文字で構成されていても OK.

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.rstrip([chars])

文字列の末尾の文字を除去したコピーを返します。
引数 charsは除去される文字の集合を指定する文字列であり,省略されるか Noneの場合、空白文字が除去されます。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.split(separator=None, maxsplit=-1)

separator を区切り文字とした文字列中の単語のリスト返します。maxsplit が与えられた場合,文字列の先頭から最大 maxsplit 回分割を行います。
separatorが指定されていない、または,None のとき、全ての空白文字が区切り文字となる。引数 separator は複数の文字で構成されていても OK

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.splitlines([keepends]):文字列を改行部分で分解し、各行からなるリストを返す

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.startswith(prefix, [, start[, end]])

ある文字列のスライス [start:end]が、指定された prefix で始まるなら True を,そうでなければ False を返す。
prefixは、 見つけたい複数の接頭語のタプルでも可。

		>>> "python".startswith("py")
		True
	

str.strip([chars])

文字列の先頭及び末尾の文字を除去したコピーを返します。引数 chars は
除去される文字の集合を指定する文字列であり, 省略されるか None の場合,空白文字が除去されます。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.swapcase():大文字小文字の変換

大文字を小文字に,小文字を大文字に変換する。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.title():タイトルケースを返す関数

文字列を,単語ごとにタイトルケースにして返す。タイトルケースとは、
単語ごとに最初の文字が大文字になっている文字列のことです。例:Star Wars Episode One

str.translate():文字列内の特定の文字を置き換えたり、削除をする。

translateメソッドは、特定の1文字を別のある文字(文字列)へと置き換えるメソッドです。具体的には,
置換対象の文字列内で,どの文字をどの文字へと変換するのかを示す『変換テーブル』と呼ばれるオブジェクトを基に
置換を実行します。変換テーブルは、文字列が持つ maketrans 静的メソッドを使用することで作成ができる。

str.upper():大文字に変換する

すべての文字を大文字に変換する

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。

str.zflll(width):長さが width になるようASCII '0'で左詰めした文字列を返します。

先頭が符号接頭辞("+" or "-")だった場合,"0" は符号の前ではなく後に挿入される.
width が与えられた文字列の長さ以下の場合,元の文字列を返す。

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザーが必要です。